学生生活に影響が出ているみなさんへ

新型コロナウイルス感染症によって、アルバイト収入が急減するなど、学生生活に影響が出ている学生に向けたFPによるコラムを掲載しています。

AFP認定者 飯村 久美

生活費を見直したい

 新型コロナウイルス感染症は、大人だけではなく大学生の生活をも一変させました。多くの大学生のアルバイト先である飲食店、塾、イベント関連などは、コロナで自粛を余儀なくされ、また親御さんの収入が減ったご家庭もおありかと思います。

 全国大学生協連が3万5千人超の大学生を対象に4月下旬に実施した緊急アンケートでは、この先の経済的不安について、「非常に不安である」「不安である」という回答が6割以上を占めました。
 コロナ禍で大学での学びを中断することがないように国も補助金の支給といった支援策を打ち出しました。この補助金を最大限に活用し、不安や困難に打ち勝ってほしいと思います。

 この先、いつどんな要因が家計にダメージを与えるかわかりません。そのような状況において、家計を回していけるような生活費の見直し術をお伝えします。

見直しの手順

 今回は大きく3つのステップを紹介します。
 1.収入の見直しや支援制度の活用
 2.支出の見直し
 3.うまくいっている人を真似してみる

1.収入の見直しや支援制度の活用

 まずは、補助金など、収入源として活用できる制度を利用しましょう。新型コロナウイルス感染症に関連した国の支援制度に「学生支援緊急給付金」や「特別定額給付金」などがあります。
 その他、学生が利用できそうな支援制度を日本FP協会の特設サイトでも紹介しています。補助金には申請期限があるものがありますので、期限内に忘れずに申請しましょう。

 また、学生向けの支援の一つに、国民年金の「学生納付特例制度」があります。
 国民年金保険料の支払いが厳しい場合は、申請により在学中の保険料の納付が猶予されます。その後、家計に余裕ができたら、10年以内に追納することができます。追納せず未納のままでいると将来年金を満額で受給できず、障害を負ったとき、障害年金がもらえない場合がありますので必ず手続きをしておきましょう。

国民年金保険料の学生納付特例制度

<フリマアプリや創作販売アプリで副収入を得る>
 不用品を出品したり、雑貨やアクセサリーなどハンドメイド作品を出品できるアプリがあります。
参考例:A美さんは、不用品をフリマアプリで売り、自分で作ったビーズアクセサリーをハンドメイド作品の販売サイトで販売。1か月で10,000円を獲得しました。

<外食をするときは覆面調査員のサイトでアンケート協力>
 お店に応じて、支払った飲食代の30%、50%、100%等のポイント還元があります。
参考例:B太さんは、モニターサイトで、アンケートモニターを募集しているお店に行き、当日は2人で飲食代7,000円を支払いました。後日、アンケートとレシートを提出したところ、お礼に3,500円分のポイントが付与され、実質1人分が無料になりました。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、飲食店でのモニター募集は少なくなっています。また、利用する際には感染対策を実施している店舗を選ぶ・大人数で利用しない等、ご自身で感染対策を行うなど十分注意しましょう。

<最大5,000ポイント還元される「マイナポイント」の準備をする>
 マイナンバーカードを持っている人がオンライン登録してキャッシュレス決済を紐づけると、国が最大5,000ポイント還元してくれる「マイナポイント」が2020年9月から始まります。マイナポイントに興味があってマイナンバーカードの作成がまだの人は、早めに作成の手続きをしておきましょう。通知カードの下についている申請書のQRコードを読み込むことでスマホから簡単に申請できます。

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