ミニコラム:FPと考える”家計戦略”

知っておきたいファイナンシャル・プランニングの基本を、お金について学んでいる金子さんがFPから教わるミニコラムです。ライフステージに合わせて、人生100年時代の観点から「戦略」を考えていきます。
毎月第3金曜日に更新中!

最新号
2020年10月号
CFP®認定者 杉山 夏子

家計の見直し・管理

Q:これからの家計簿は「手で書き込まずにスマホで管理」?
 これまでお金にまつわる話をFPから学んできた金子さん。お金の管理を意識し始め、家計簿に興味が出てきた様子。その中で「スマートフォンで使える家計簿アプリ」を知り、これからの家計管理や見直しの仕方を教えてもらいました。

金子さんとは?
出版社勤務の30代。社内異動でこの春から経済誌担当になったもののお金のことはさっぱり…。「人生100年」や「老後資金2,000万円不足問題」をキーワードに取材を重ねる中、自身のお金の知識に不安を感じるように。FPにレクチャーを受けながら、目下お金の勉強中。

 スマートフォンを持っている方の割合は年々増加しており、総務省による「令和元年通信利用動向調査」では、令和元年(2019年)には個人のうち67.6%がスマートフォンを保有しているという結果が出ています。
 スマートフォンは必要なアプリを入れて自分の生活に役立てて使える便利なツール。ファイナンシャル・プランニングの面では、専用のアプリを利用することで家計の把握や見直しに気軽に取り組むことができます。

家計簿アプリでスキマ時間を有効活用

 従来の家計管理というと、家計簿にレシートの内容を書き込んで、電卓を叩いて……というイメージがあるかもしれませんが、スマートフォンを活用すると時間の有効活用に繋がります。
 まず、出かける時も必ず持っているのでいつでも手元にあり、ちょっとしたスキマ時間に入力することが可能です。中には、カメラ機能を使ってレシートを読み込ませて自動入力ができるものや、口座連携機能が充実したアプリもあります。クレジットカードやアプリ決済と連動させておけば、使った分の入力はそのまま自動で完結しますし、銀行口座と連携させれば引き落としで出ていく費用も入力してくれ、手間が省けます。
 また、すぐに確認できることも大きな利点です。使いすぎていないか現状把握することはもちろん、前のデータと比較して変化も見ることができます。支出の状況だけでなく、貯金や資産運用の状況、ポイントなども一つのアプリで管理することができ、収支の改善点をアドバイスするサービスもあります。

家計簿アプリから必要な情報を探す

 現状把握はもちろんですが、情報提供もしてもらえます。
 生活に役立つお金の情報や、コロナ禍の生活に必要な支援等を調べられるもの、中にはお住まいの地域でどのような支援があるのか情報提供しているアプリもあります。
 家計管理だけでなく知識やノウハウを知ることができるのも、家計簿アプリならではのサービスです。

家計簿アプリは続けることがポイント

 入力、口座連携など極力自動化して手間を省きたい方、個人情報の連携にセキュリティの不安を感じる方、それぞれいらっしゃることでしょう。アプリによってできることが違うため、複数比較して自分にとってストレスのないアプリを選ぶことをお勧めします。
 いつも手元にあるスマートフォンを使った家計管理は、自分に合った方法で続けていくことが肝心です。続けることで支出の傾向も見えてきて、家計改善に向けた対策をしやすくなります。
 現状把握は家計管理のはじめの一歩。ぜひ上手に使って家計の課題解決に役立てましょう。

  • ※バックナンバーは、原則執筆当時の法令・税制等に基づいて書かれたものをそのまま掲載していますが、一部最新データ等に加筆修正しているものもあります。
  • ※コラムニストは、その当時のFP広報センタースタッフです。本コラムは執筆者個人の見解を掲載したものであり、当協会としての意見・方針等を示すものではありません。
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